「災害と美術」をテーマに鬼ノ城塾課外講座(フォーラム)の開催

鬼ノ城塾は西日本豪雨から一年が経過したタイミングで、「災害と美術」をテーマ(副題-災害復興の現場で美術にできることを探る)に、3人の講師による三回の連続講座と、翌年にはまとめとしてのフォーラムを開催しました。

まず(2019年)6月講座は椹木野衣さん、8月講座を近藤健一さん、そして10月講座を山内明美さんにお願いして、「災害と美術」をテーマの連続講座を開催。塾長の林正実は、講座の前後には三人の講師には総社市・倉敷市真備町の西日本豪雨の被災地の現場をご案内させていただきました。

そして、この連続講座の3人の講師に総社市に再度パネラーとしてお集まりいただき、同じ「災害と美術」をテーマとするフォーラムを開催したものです。

会場となったサンロード吉備路は、平成13年(2001年)4月の鬼ノ城塾の発足から、隔月に来岡する鬼ノ城塾の講師の定宿となっている総社市の宿泊施設です。

そして、美術にはパフォーミングアーツのような即効的な効果はあまり期待できないが、「災害の記憶を風化させない」ために美術にできることは大いにあるとの結論を得た。また山内明美さんが紹介した宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館の事例が注目を集めました。

いつか、リアス・アーク美術館で鬼ノ城塾の課外講座を開催したいと、塾長の林正実は話しています。

【課外講座(フォーラム)の概要】

□日 時 令和2年(2020年)1月11日(土)17:00~19:30

□教 室 サンロード吉備路コンベンションホール(岡山県総社市三須)

□講 師 パネラー 近藤健一:森美術館キュレーター

          椹木野衣:美術批評家 多摩美術大学美術学部教授

          山内明美:宮城教育大学教育学部准教授

     コーディネーター  林正実:鬼ノ城塾塾長 阿曽の鋳物師

□内 容 テーマ「災害と美術」(災害の現場で美術にできることは)

□定 員 180名(先着順)

□入場料 無 料(申込み不要)